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USBシンクライアント「ゆびくら with」メジャーバージョンアップ(v3.00)のお知らせ
この度、USBシンクライアント「ゆびくら with」の新バージョンv3.00を10月にリリースいたしました。
USBシンクライアント「ゆびくら with」
新型コロナ流行から2年半以上が経過し、フレキシブルな働き方としてテレワークを継続されるお客様も多くいらっしゃいます。
そのような中でお客様より要望の多かった「より新しいPCの利用」「ワイヤレス周辺機器への対応」を実現すべくメジャーバージョンアップを行いました。
ゆびくら with v3.00 新機能、機能向上ポイント
- Intel第11世代CPU、第12世代CPU搭載PCに対応
- VDI環境接続用クライアントのアップデート
- 利用可能なVPNプロトコルの追加
- 設定情報のインポート/エクスポート機能を追加
- Bluetoothデバイスの登録機能を追加
- トラブルシューティング機能の強化
- その他
バージョンアップをご希望のお客様は、弊社担当までお問い合わせください。
(メジャーバージョンアップ[Ver2.xxからのバージョンアップ]は、優待価格でのご提供となります)
以降、本バージョンの新機能ならびに機能向上ポイントについて、具体的にご紹介いたします。
1. Intel第11世代CPU、第12世代CPU搭載PCに対応
独自OS Basilware64のベース(Linux)をアップデートし、従来バージョン(v2.xx)では動作しなかったIntel第11世代, 第12世代CPU搭載のパソコンでもゆびくら with をご利用いただけるようになりました。
動作条件
CPU | x86系 64bit (詳細情報はゆびくら with FAQをご覧ください) |
メモリ | 2GB以上必須(※ゆびくら with Ver2.xxまで) 4GB以上必須(※ゆびくら with Ver3.00以降) [備考] Web会議使用の際は、メモリ8GB以上推奨 |
その他 | USBブートに対応 |
動作確認済パソコンリストをご希望の方はお問い合わせください。
お手持ちのパソコンでの動作については、評価機(2週間無償貸出、機能制限なし)にてご確認願います。
評価機の貸出申込はこちらのフォームにて受け付けております。
2. VDI環境接続用クライアントのアップデート
次のVDI環境接続用クライアントならびに搭載ブラウザをアップデートしました。
- RDP
- Citrix Workspace App
- VMware Horizon Client
- Firefox
詳細バージョンは、ファームウェアの変更点を記した「リリース情報」よりご確認いただけます。
3. 利用可能なVPNプロトコルの追加
本バージョンより、新たに以下のVPNプロトコルの利用が可能となりました。
代表的なVPN機器・サービス | VPNプロトコル |
OpenVPNサーバ | OpenVPN |
従来バージョン(v2.xx以前)にて接続確認が取れているVPN機器も引き続きお使いいただけます。
代表的なVPN機器・サービス | VPNプロトコル |
YAMAHA RTX1210 | Layer 2 Tunneling Protocol (L2TP/IPsec) Point-to-Point Tunneling Protocol (PPTP) |
Cisco ASA5500シリーズ | Cisco AnyConnect Compatible VPN (OpenConnect) Cisco Compatible VPN (VPNC) |
Fortinet Fortigate60F | Layer 2 Tunneling Protocol (L2TP/IPsec) SSL-VPN (OpenFortiVPN) |
Pulse Secure | Pulse Connect Secure/旧Juniper SSL-VPN (OpenConnect) |
(備考)
- F5 BIG-IP APMの接続確認も取れておりますが、クライアント搭載はカスタマイズ(有償)となります。
- Cisco社AnyConnect 及びFortinet社FortiClient など純正クライアントの搭載はカスタマイズ(有償)にて承ります。
4. 設定情報のインポート/エクスポート機能を追加
管理ツールが無い環境で、複数台のゆびくら withに同じ設定を行う際に便利な機能です。
設定済みのゆびくら withから設定情報をエクスポートし、同じ設定を行いたいゆびくら withのインポート画面にて設定の取り込み操作をすることにより、同じ情報が設定できます。
(備考)
- 一般的に共通値とならない項目(ホスト名、ネットワーク設定、Bluetooth設定、ユーザパスワードなど)は、インポート/エクスポートの対象外となります。
5. Bluetoothデバイスの登録機能を追加
テレワーク時に利用したい「ワイヤレス周辺機器」の中で特に要望の多かったBluetoothデバイスに対応するとともに、ペアリング操作に必要な設定画面を搭載いたしました。
すべてのBluetoothデバイスの動作を保証するものではございません。
Bluetoothデバイスを利用される際は、評価機にて事前確認をお願いします。
6. トラブルシューティング機能の強化
障害が発生した際の調査としてログデータを利用できるように、ログ転送機能を追加しました。
ゆびくら with のログをsyslogサーバに転送することができます。
本機能を利用するにはsyslogサーバが必要です。
syslogサーバの構築手順についてはゆびくら with のマニュアルにてご紹介しております。
(本製品のマニュアルは、「資料ダウンロード」ページよりダウンロードできます。)
7. その他
従来バージョン(Ver2.xx)からの変更点を記載します。
- 対応管理ツールは、MintWave Device Manager -Oregano- v1.1.0となります。
ゆびくら with をバージョンアップしてご利用される際は、MintWave Device Manager -Oregano- のバージョンアップもあわせてお願いいたします。
- 「ローカルコンフィグモード」で運用される場合の設定保存仕様を変更いたしました。
Ver2.xxまでは、シャットダウン時に設定の自動保存を行っておりましたが、
本バージョンより、接続マネージャ上にある「保存」ボタンを押下した時のみ、設定保存を行います。
(設定変更後に「保存」ボタンを押下されない場合、設定変更した内容は保存されません。)
- 接続マネージャ、設定画面のGUIを弊社シンクライアントOS Basilware64 v3 搭載端末と統一いたしました。
これにより、以下2機能が利用可能となります。
・利用者が接続先サーバを任意に入力できる「クイック接続」
・ドラッグ操作によりエントリの表示順を入れ替える「接続エントリ並び替え」
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